大手メーカー品と格安メーカー品の薄型液晶テレビはいったい何が違うのでしょうか?予算を抑えて賢く薄型液晶テレビを選ぶために、おもにスペックに注目してその違いを検証してみましょう。
薄型液晶テレビ−大手メーカーと格安メーカーの違い
薄型液晶テレビは高嶺の花という時代は終わりを迎えつつあります。
40型を超える大画面モデルは、今でもまだ値が張りますが、37型や32型などの製品は、生産コストの削減によって、10万円台で手に入る機種も珍しくありません。格安メーカー品の中には10万円を切る機種もいくらでもあります。
地上デジタル放送の受信エリアの急速な拡大にともなって、薄型液晶テレビの売れ行きも好調です。
既に各メーカーからは、新モデルも続々と登場しています。ショップの店先には、新旧の薄型液晶テレビがズラリと揃っていますが、同じサイズでも価格に差があるなど、製品選びには一苦労します。
予算に余裕があるなら大画面を存分に楽しめる40型オーバーの製品が選択肢に入りますが、今のモデルで買い時を迎えているのは、価格がこなれてきた37型、32型の製品です。
予算や置き場所の都合で40型オーバーまでは不要と考えるのなら、このクラスから選ぶのが得策です。
スポンサードリンク
一番のお買い得は32型
37型と32型を比べると、いまだに選択肢が広いのは32型です。このサイズのモデルは、薄型液晶テレビ御三家のシャープ、ソニー、松下電器産業を筆頭にして、東芝、三菱電機なども製品を発売しています。
さらにバイ・デザインやクイックサンなどの格安メーカーの製品も32型を発売しているので、もっとも混戦するサイズとも言えます。加えて店頭には大手メーカー製品の旧モデルが処分価格で並ぶ場合もあります。
32型はフルHDパネルがないこともあって、各社とも1366×768ドット表示の液晶パネルを搭載しています。格安機はデジタルチューナーを省いて、コストダウンをしているのが特徴です。
これらの機種は5万円台から手に入るデジタルチューナー搭載HDD&DVDレコーダーなどを接続して使用することを想定しています。
大手メーカーの製品は上位モデルには高音質なデジタルアンプが搭載されているのが特徴です。このあたりの見極めができれば、賢い買い物ができそうです。
29型から買い換えるならワイド37型
現在スタンダード(4:3)サイズで29型以上のテレビを使っている方は、ワイド(16:9)サイズの32型では小さく感じるかもしれません。それは、スタンダードとワイドのサイズでは、縦幅と横幅の比率が変わってくるからです。
いままでスタンダードサイズの29型を使っていて、ワイド32型に買い替えると画面の左右幅は広がるのですが上下幅が狭くなります。これではスタンダードサイズで放送される番組を表示した場合には、いままでよりも画面が小さくなってしまいます。
いま29型を使っていて、より大画面を望むのであれば高さ、左右幅ともに余裕が生まれる37型を選びたいところです。
価格差はデジタルチューナーやデジタルアンプの有無
まずデジタルチューナーのが付いているかどうかが大きな選択肢になります。格安モデルでは部品単価が高い、デジタルチューナーを排して、価格を下げているのが特徴です。
バイ・デザインのケースでは、デジタルチューナーが非搭載の機種を購入したユーザーは、別売のデジタルチューナーを接続するのではなく、型落ちなどで価格がこなれている「デジタルチューナー搭載のHDDレコーダー」を購入しているユーザーが多いといわれています。
これだと少ない予算でデジタル放送の視聴と録画を手に入れられます。ただし、この方法はリモコンがテレビとレコーダーの2つになってしまうなど、多少不便な面もありますので、お手軽に使いたい方にはお勧めできません。
最新モデルとシーズン落ちのモデルを選ぶ場合には、高画質回路に違いが出てきます。ただし、機種によってはその効果がわずかしかない場合もあります。画質の違いが許容範囲に入るかどうかを、店頭で見比べて選ぶのが理想です。
現行モデルのグレードの違いでは、デジタルアンプの有無をチェックしたいところです。テレビ単体で高音質を楽しみたいならデジタルアンプ搭載機を選んだ方がよいのですが、AVアンプやサラウンドシステムなどを導入するつもりなら、あえて不搭載機を選ぶという選択肢もあります。
各機能を横並びさせて比べてみると、すべての機能に魅力があるわけではないことが分かります。限られた予算を有効に活用するのであれば、自分に必要な機能を見極めて機種選びをしたいですね。